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2030年すべてが加速する世界に備えよ【オススメ本の紹介】

本紹介

タイトルがいいですね。表紙のデザインも斬新で、惹きつけられてしまいました。

内容もワイルドで、にわかには信じられないような事が多く書かれています。

著者は、「ピーター・H・ディアマンティス」「スティーブン・コトラー」という二人です。

あの「イーロン・マスク」の友達とのことで、本の中にも度々出てきます。

加速する世界に備えよとありますが、何が加速するのか。

項目が多く、全ては紹介しきれないので、気になったところをかいつまんで紹介していきます。

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2030年すべてが加速する世界に備えよ

表紙のデザインと、タイトルで思わず買ってしまいました。

この本を読んで、友達や会社の人に話をしても、まともに受け取ってもらえないと思います。

今あるテクノロジーは、すごく進歩しています。

この本で書かれているのは、コンバージェンス」(今のテクノロジーを組み合わせる)により、飛躍的にテクノロジーの進化が起こるということです。

どんなコンバージェンスが起こるのか、見ていきましょう。

第1部 コンバージェンスの破壊力

第1章 コンバージェンスの時代がやってくる

「空飛ぶ車」は現実になる。

最初から、ぶっ飛んでいますね。

2019年半ばまでに、少なくとも25社の空飛ぶ車の開発会社に10億ドル以上が投資されていた。
テスト飛行中の車両が1ダースほどあり、パワーポイント段階からプロトタイプ(試作品)段階
まで、開発の異なるステージにあるものもまた1ダースほどある。形や大きさはさまざまだ。
巨大なファンの上に据えられたオートバイタイプのもの、四つの回転翼を持つドローンを人間が
乗れる大きさにしたもの、スペースポット型の小型飛行機などだ。

第一章 「コンバージェンス」の時代がやってくるより

もう、空飛ぶ車は実験段階に入っているそうです。

まだコスト面や技術面で問題があり、現実になるにはもう少し時間がかかりそうです。

2030年に一部の地域で実現している可能性があるにとどまっています。

しかし、それを可能にするのが、「コンバージェンス」(融合)になります。

第3章 エクスポテンシャル。テクノロジー

「3Dプリンディング」

現在の3Dプリンターは、2000年頃から比べると性能は向上しているのに、コストは下がっていて様々な市場に進出しています。

ここで驚いたのが、3Dプリンターで家が造れるということです。

2010年のハイチの大地震で、実際に行われています。

コストも6,000〜10,000ドルで、かなり安い。

宇宙ステーションに物資を持っていくのにはコストと時間がかかるので、3Dプリンターを送ってステーション内で部品などを作れるよう、開発も進んでいるようです。

この3Dプリンターは、この本の中でも度々登場します。

第4章 「加速」が加速する

三つの増幅要員。

1、コンピューティング能力のエクスポテンシャルな成長。

2、加速するテクノロジー創始のコンバージェンス。

3、7つの推進力。

ここでは7つの推進力について語られています。

「時間の節約」「潤沢な資金」「非収益化」「「天才」の発掘しやすさ」「潤沢なコミュニケーション」「新たなビジネスモデル」「寿命を伸ばす」の7つです。

その中でも、「「天才の発掘のしやすさ」については興味深いものがあります。

今まで埋もれていた「天才」が発掘しやすくなったというものです。

ネットワークの普及により、今までは埋もれてしまっていた天才が、簡単に自分の意見を発信できるようになり、今までなら存在すら気がつかなかった人に気が付くようになりました。

この天才の発掘は、世界に大きな影響を与える可能性が大きいと語られています。

第2部 すべてが生まれ変わる

第5章 買い物の未来

「レジ係が消える。」

AIによって、商品タグが管理され、レジでの人が不要になる。

今でも、ユニクロで買い物をした人は経験があると思いますが、買い物かごに商品入れレジに持ち込むと、そのまま会計ができるシステムはすでに稼働していますよね。

このシステムが進化して、お客は店に入るときにスマホでQRコードをスキャンして、欲しい商品をカバンに入れて帰るだけ。あとは自動で、口座から引き落とされる。

AIによって、カメラがお客を追尾し、陳列棚の重量センサーが商品の動きを追跡する。

人件費が大幅に削減できるので、導入にも力が入りそうですね。

第3部 加速する未来

第13章 脅威と解決策

水危機・気候変動・生物多様性の喪失・異常気象・環境汚染の今後についても書かれています。

それぞれを解決するテクノロジーは、すでに存在しています。

それぞれのテクノロジーのコンバージェンスが起こり、今後も改良されていくのは間違いないと

言い切っています。

AIに雇用が奪われることについて、企業が業務の自動化を望むのは生産性を上げるためだが、オートメーション化だけでは十分とはいえず、人間が機械の性能を引き出したときに一番生産性が上がるため、雇用は必要。

いずれ消滅する仕事もあるが、新たな業種も生まれそこに雇用が生まれるともあります。

環境汚染や雇用も、それほど心配しなくてよさそうです。

まとめ

未来予想の本は、今まで読んだことがありませんでした。

どこまで信じられるのかというのが先行していたのですが、それよりも本当にそうなるのかという所に興味が湧いてきました。

2040年の未来予測の本も続けて読んでみました。

こちらの方は、日本国内の事がメインに書かれており、何となくですが共感できるところもあり、実感できる部分もありました。

2040年の未来予測【本の紹介】
元、日本マイクロソフト社長の著書です。 これから先のテクノロジーや経済、天災など色々な角度から未来予測しています。

今回、こちらの2030年の方は、その世界版という感じ。

「さすが世界、スケールが大きい」と思わせる内容でした。

その分、あと9年でここまで変われるのか疑問は残ります。

どこまで実現しているかは、9年後にならないとわかりませんが、夢のある内容と言えると

思います。

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